2024年9月18日:上海 28度
2024年4月中国貴州省の籠店にて。「籠屋さん」って言い方は校正的にはNG?
わでぃへ
文章が書けない日々が続いています。もやもやもやもや。悩みという悩みがないから、言葉にできない程度にざわめいている感じです。
もう、1ヶ月以上も前ですが、8月の一時帰国でみんなに会えて本当に嬉しかったです。その時にも誰かが言っていたけど、あの場所がいちばんチューニングができる場所だと思いました。ああ、自分は、こういう音だったかもしれないって思いました。そんでもって、みんな必死に耐えている様子が、ちょっと心配になったりもしました。よくもこう不器用な人が集まったなって。そのくせ、妙に適応できるから余計に苦労するのかもしれませんね。
最近まで、私はひょっとしたら世間に適応できるんじゃないかって思っていました。うまく擬態して、世間的に良いポジションが取れるんじゃないかって。中国に来て3年。なんとなく仕事して、それ以外の時は一人でぬくぬくと過ごしていたから、自分がどんな人間なのかってことを忘れていたようです。
私は……
・人と関係を築くのが苦手な人間です
・人の嫌なところばかり見つけます
・模範生に劣等感を抱きます
・模範生になろうとして、違和感に押しつぶされます
・私は自分がどんな人間なのか、自分が何を欲しているのか、どうしたら嬉しいのか、楽しいのかが分かりません。
心理学では、無意識で無秩序な欲望である「イド」があって、それを親のしつけとか社会規範を内面化させた「超自我」が抑えつけていると考えるそうです。そういう話なら、自分は社会規範を内面化させた「超自我」がやたら強いのかもしれません。特にここ数年で強化させすぎたみたいです。自分の欲望が行方不明になりました。
「いっそ、狂えたら楽なのにな」というのは、あなたの親友でもあるアイツの言葉です。本当に、いっそ、大きく逸脱できたら楽なのに。誰からみても「普通じゃない」ならいっそよかったのに。…………日本から逃げ出して3年。どうやら逃げたかったナニカに、追いつかれてしまったようです。
ロールモデルがいたら楽なのだろうかとふと考えたりもします。どうしたら私たちは、自分を肯定し、安心し、自信を持って生きていけるんでしょうね。
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わでぃは「最近自我が目覚めたから」と口にするようになりました。うん、本当にそうだと思います。自分の違和感を無視できなくなっていて、どんどん黙っていられなくなっているんだなと感じています。
さっきも話しましたが、8月に久しぶりにみんなで集まって、やけに不器用な人たちだなと驚いたんです。昔はもう少しばかり擬態できていたような気がするんです。
でも、みんなの不器用さや頑固さをみていると、まるで答え合わせをしているみたいだなとも思いました。こんなに不器用で、頑固だから、私はこの人たちを信頼できたんだと思います。
わでぃが我が強くなって、黙っていられなくなって、どんどんめんどくさくなっても、私はそれを肯定し続けるしかありません。だって、本来そういう人だったから、私は友達になれたんだと思います。変わっていくわでぃを見ていると、パズルがハマっていくようにも感じています。
わでぃが思っている以上に、私はマジで人と関係を築くことができません。………これから、わでぃは私を遥かに超えてめんどくさくなって、黙っていられなくなるんだと思います。覚悟して人生を歩いて行きましょうね。
最近は、特別何がというわけではなく、いろんなことがキツイなって思います。
私もロールモデルは見つかりそうにありません。それでもみんながチューナーになってくれたら、自分の狂った音程をたまには思い出せると思います。